設備・機器情報 導入事例

株式会社ショッピングセンター池忠さま

本格的な省エネ対策への第一歩として、既存店舗の全てのショーケースを最新型に。大幅な電力使用量削減が認められ、新店舗にオール電化を採用。

大阪府南部に5つの生鮮スーパーと、リサイクルショップを展開され、地域の人々の暮らしを支える株式会社ショッピングセンター池忠さま。安全・安心・健康へのニーズを満たす食品を提供し、豊かな食生活を実現させることを理念に、着実な成長を続けておられます。今回は同社の本社機能を備える堺市の三国ヶ丘店を訪問させていただき、代表取締役社長の池本克也さまに、2013年オープンの「少林寺店」でのオール電化採用のきっかけ、その他店舗での省エネへの取り組みと成果などについて、お話を伺いました。

池本克也さま

池本克也さま

株式会社ショッピングセンター池忠さま
設備・機器導入のポイント

  • 1. 省エネ対策の一環として、既存4店舗に最新型ショーケースを導入(補助金活用)。
  • 2. 既存店舗での成果、オール電化のメリットを考慮し、少林寺店にオール電化を採用。
  • 3. 電力使用量の大幅な削減効果と店内環境の最適化が認められ、今後も電化を推進。
  • ショーケース室外機

    ショーケース室外機

  • エコアイス

    エコアイス

  • IHヒーター

    IHヒーター

  • スチームコンベクションオーブン

    スチームコンベクションオーブン

既存店舗の設備・機器の入れ替えが、本格的な省エネのスタートですね。

池本さま

池本さま

当社は食料品を取り扱う生鮮スーパーですから、生鮮品を陳列・保管するショーケースは、24時間稼働させる必要があります。閉店後、エアコンやレジなどの機械を停めることはできても、ショーケースだけは停めることはできません。ですから、省エネ対策を本格的に進めるには、ショーケースの消費電力を抑えることが重要なポイントになってきます。

とは言え、ショーケースは高額な設備ですし、全ての店舗に一括で導入するとなると、大きなコストが必要です。幸いなことに、省エネ対策を目的とした設備機器の導入には、国からの補助金を活用できました。それに加えて、省エネによってランニングコストを抑えることができれば、キャッシュフローに大きな影響を与えません。事前にしっかりと試算や準備を重ねたうえで、既存4店舗に最新型ショーケースを一気に導入しました。

少林寺店をオール電化にするにあたり、不安はありませんでしたか?

池本さま

まずは既存店舗で、ショーケースの入れ替えを行う前と後とを比較したところ、電力使用量を約30%削減できていることが分かりました。ショーケースの入れ替えだけで、これだけの成果が出るのであれば、エアコンや厨房機器、湯沸器なども全て電化すれば、更なるメリットが生まれることは当然期待できます。また、オール電化にすることにより、電気料金の割引を受けられるという新たなメリットも生まれます。既存店ではガスを併用しているものの、ガスの使用割合はもともと小さく、少林寺店をオール電化にすることについて支障はほとんどありませんでした。さらに、オール電化にする場合と、ガス併用の場合での電力使用量、エネルギーコストのシミュレーションを関西電力さんにお願いしてみましたが、私たちの試算ともほぼ一致する内容でした。少林寺店については、"当社初のオール電化スーパー"としての大きな期待がありましたね。

オール電化の少林寺店と既存店舗で、大きく違った点を教えてください。

池本さま

2013年、満を持してオール電化スーパーとしてオープンした少林寺店は、照明もLED化しました。従来の照明は熱を発生させるため、天井付近に熱が溜まっていたのですが、少林寺店ではそのようなことがなくなりました。夏場であっても、気が付けばエアコンが停止しているとこともあるくらいに、店内の環境を最適化することができています。
既存店舗と比べてもっとも環境が変わったのが、お惣菜などを調理する厨房です。火を使わないため、厨房内の室温がかなり軽減されました。また、電化厨房は、ガスと遜色のない調理が可能であるだけでなく、エネルギーロスが少なく、無駄がありません。ガスコンロとIHヒーターを同じ熱量に設定し、お湯を沸かすという実験をしてみましたが、IHヒーターはガスコンロに比べて短時間でお湯が沸きました。電化厨房のメンテナンス性の良さには目を見張る物がありますね。たとえば、肉や魚を焼く機械を電気に変えると、油などがこびり付くことがなくなり、厨房の掃除時間は既存店舗より短くて済んでいます。
ショーケース、エアコン、厨房機器、湯沸器、照明とすべてを電化することで、無駄なエネルギーを減らし、コストを大幅に削減し、現場のスタッフが働きやすくなり、安全性も高まっています。今後は、既存店舗もオール電化にすることはもちろん、新規オープンの店舗もオール電化を予定しています。

店内に多数の照明がありますが、その役割とコストは大きなものですか?

池本さま

照明は店内を明るく照らすという役割だけでなく、店内の雰囲気の演出にも欠かせない重要な存在です。野菜や果物などの青果、魚、肉、パン・惣菜などの各売り場では、美味しさ・新鮮さをアピールするために、照明の色や種類を最適化する必要があります。最近はLEDも進化して、従来の照明と同じように、各売り場で最適な物を選べるようになっています。当社の各店舗でも、売り場によって異なる色、異なるメーカーのLEDを使い分けています。また、お客様から「明るいお店だね」とお声をかけていただけるほど、LEDも明るくなりました。
少林寺店でLEDの良さを実感できましたので、既存の店舗でもLED化を推進してみたところ、照明だけの電気使用量については約75%もの削減を達成していました。照明の電力使用量は店舗全体の電力使用量の20%ほどに相当しますから、ランニングコストの削減に、LEDが大きく貢献してくれているといえますね。生鮮食品が劣化しにくいという点でも、LEDは優れていると思います。

設備・機器のオール電化をご検討中の皆さまに、アドバイスをお願いします。

池本さま

全ての業界・業種の皆さまに当てはまるかどうかは別として、私が設備・機器の導入で重視しているポイントは、【1】省エネ・電力の削減につながるかどうか?【2】導入によって「人時」や「労力」を減らせるかどうか?という2点です。【1】または【2】のどちらかに、大きな効果が望める場合には、新たな設備・危機の導入を積極的に検討されると良いのではないでしょうか。ショーケース、照明、エアコンについては、明らかに【1】の効果が大きく、新たな設備・機器が当社に貢献してくれることが分かりましたので、導入に踏み切りました。「古くなったから」「新しい物のほうが良さそうだから」という理由で新規入替えをすることは、避けるべきと思います。電力使用量やコストの試算については、関西電力さんにお願いすれば、正確に算出してくれますし、導入に際しての適切なアドバイスもしてくれますよ。

【取材こぼれ話】元エンジニアならではの視点をお持ちの池本さま

「船の設計と店舗づくりは似ているところがある」

今回、取材に対応してくださった代表取締役社長の池本さまは、大学で造船技術を学ばれ、日本を代表する総合重機メーカーのエンジニアとして、設計の現場で活躍されたご経歴をお持ちです。そんな池本さまのお話によると、「船の設計と店舗づくりには、似ているところがある」んだとか。「船にも居住空間やバックヤードがあり、店舗づくりをする際には、船の設計をしていた頃のことを思い出します。『壁と床の境を曲面にすると、掃除がしやすくなるかな?』といったことを考えたりもします(笑)」ちょっとした工夫で無駄を省き、労力やストレスを軽減することができるというエンジニア思考は、社長としての経営にも役立っているようです。

担当者のコメント
関西電力 南大阪営業所 木野利金

オール電化のメリットを十分にご理解いただくとともに、設備・機器の電化と省エネへの取り組みを積極的に推進していただき、深く感謝しております。今後も既存店舗の省エネ対策、新店のオール電化の計画などに貢献できるよう、他業種での好事例などもご紹介しながら、最適なサポート・ご提案を継続して提供させていただきます。
関西電力 南大阪営業所 木野利金
株式会社ショッピングセンター池忠さま

株式会社ショッピングセンター池忠さま

大阪府堺市堺区向陵西町1-8-21
Tel:072-232-3055
http://www.ikechu.co.jp/

1966年の創業から50周年を迎える、地域密着型の生鮮スーパー。大阪府和泉市の「鶴山台店」、高石市の「羽衣店」、堺市北区の「もず店」、堺市堺区の「三国ヶ丘店」、「少林寺店」の5店舗に加え、大阪府狭山市にリサイクルショップ「良品買館 亀の甲店」を展開。産地、材料、生産・加工、販売にこだわり、「ほんとうの豊かな食生活」の実現と「イケチューらしさ」を追求しながら、地域住民のより良い暮らしをサポートしている。
(写真はオール電化ご採用の少林寺店)

掲載の情報は2016年4月現在のものです。

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