ささやま老人保健施設では、電化推進のほか、高断熱のLow-Eガラスの採用、照明のLED化、電力使用量の“見える化”などの大胆な省エネ方策を計画しましたが、関西電力さんには計画の妥当性を検証いただき、非常に難易度が高い補助金(ZEB※2)の採択を実現できました。さらに、「BELS※3」評価においても、病院として日本初の最高ランク5つ星を獲得することもできました。西宮キャンパスでは、現状の設備を活用しながら、「いかにしてエネルギーコストを削減・最適化するか?」という難問に対して、エネルギー情勢の変化を踏まえたコージェネの停止と蒸気運用の変更に、「関電ガス」を併せた提案をいただき、私たちと一緒に課題の解決に立ち向かってくれました。
※2 「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」建物の運用にかかるエネルギー消費量を、省エネ・再エネの利用により削減し、限りなく「ゼロ」にすることを目指す取り組み。
※3 一般社団法人住宅性能評価・表示協会による建築物省エネルギー性能表示制度。