「エナッジ」の導入によって電力の使用状況に適した省エネ方策を「見える化」。社員の省エネ意識が高まり電力使用量の削減を実現しました。

「エナッジ」を活用した省エネの取り組みにより、電力使用量の削減を実現。

和歌山県を中心に、大阪、奈良、三重など1府7県にスーパーマーケット、スーパーセンター、ディスカウントストアを展開する株式会社オークワさま。「商業を通じて地域社会に貢献する」を信条に、各地域のニーズに応える商品・店舗で地域に根差し、今日まで発展してこられました。2018年に創立60周年を迎え、さらなる飛躍に向けて新たな取り組みにも挑戦されています。今回は総務部 部長兼環境対策室 室長の坂口博之さまに省エネ対策として「エナッジ」を導入された経緯やその効果について伺いました。

株式会社オークワさま
省エネ取り組みのポイント

  • 1.電力使用量削減の取り組みとして店舗に「エナッジ」を導入
  • 2.「見える化」によって社員の省エネ意識を喚起
  • 3.効果的な省エネ活動により短期間で電力使用量の削減を実現

電力使用状況の「見える化」による電力使用量削減を目指し、
10店舗に先行導入

当社では、環境保全の一環として、店舗の照明のLED化を進める他、6ヵ所の事業所に太陽光発電を導入するなど、積極的に省エネに取り組んできました。
また各店舗の光熱費は経費の中でも大きな割合を占めており、電力使用量の削減は経営的な側面からも重要な課題の一つです。これまで新店舗の開店や大規模改装などの機会にエネルギーマネジメントシステムを導入してきましたが、電力使用量削減につながっていないのが現状でした。理由は、電力使用状況の推移やデマンド値が見えないことにあります。いつ、どのくらい電気を使っているのか、それを抑えるために何をすればいいのかがわからないため、現場の社員に省エネ意識や行動が根づかないのです。加えて、必要に応じて店舗ごとに異なるシステムを導入したため、店長や社員が異動のたびに新たなオペレーションを覚えなければならないことも、システムを十分活用しきれない原因となっていました。そうした課題の解決策を模索していた時に関西電力さんからご提案いただいたのが、「エナッジ」でした。

提案をお聞きしてまず魅力に感じたのは、電力の使用状況と省エネ方策が「見える化」される点です。1日の電力使用量の推移やデマンド値をタブレットで簡単に確認できることに加え、AIがその日の電力のピーク時間などを予測し、省エネの方策までアドバイスしてくれると聞き、「これなら社員の意識も変わるだろう」と期待が膨らみました。

総務部 部長 兼 環境対策室 室長 坂口 博之さま

総務部 部長
兼 環境対策室 室長
坂口 博之さま

約3%もの電力削減効果を見込めるという提案内容も非常に大きな魅力でした。決め手になったのは、セミナーに参加して他社の導入事例をお聞きしたことです。とりわけ当社と同じ小売業や流通業の企業の方から実際に電力使用量の削減に成功したご経験を聞いたことが、導入に踏み切る後押しになりました。
とはいえ本当に効果があるのか、当初は不安があったのも事実です。関西電力さんと検討を進める中で、「数店舗に先行導入し、メリットを確かめてから全店舗に展開してはどうですか」とご提案いただいたことから、まずは和歌山県下の10店舗に導入することを決めました。

導入6ヶ月後には6ヶ月平均で約4%(前年同月比)の電力使用量を
削減。想像以上の効果に驚いた

驚いたのは、導入してわずか2ヶ月目にして早くも10店舗のうちの3店舗で電力使用量を約4%以上も削減できたことです。当初、他の7店舗は「エナッジ」をうまく活用できていませんでしたが、成果を挙げた店舗では、店長が率先して「エナッジ」について社員教育を行い、毎日タブレットに表示される電力使用量を確認するとともに、省エネ方策のアドバイスを確実に実践したとのこと。身近なことから省エネアドバイスが提示されるので、社員が負担を感じることなく省エネ活動に取り組めたことが成果につながったと感じています。

坂口博之さま

その結果を見て、「エナッジ」の効果を確信した他の7店舗の店長の意識も変わりました。それぞれが各店舗に他店舗の結果を持ち帰って社員と共有するとともに、店舗を挙げて「エナッジ」を活用し始めたところ、6ヶ月後には6ヶ月平均で約4%(前年同月比)の電力使用量削減を達成しました。想像以上の効果に驚きながらも大変嬉しく思っています。
当初は1年間の試用期間を設けて効果を検証する予定でしたが、メリットを実感できたことから、2019年10月、東海圏の店舗を除く全店舗に「エナッジ」を導入することになりました。

「エナッジ」 試用期間における電力使用量削減率(10店舗平均)

現場の意識改革を実現できたことが一番の効果

坂口博之さま

新たに「エナッジ」を導入するにあたり、関西電力さんにもご協力いただきながら店長を集めたミーティングを実施し、「エナッジ」について説明しました。最初は店長の多くが新しい設備の導入に懐疑的でしたが、先行導入した10店舗平均で約4%(前年同月比)の削減効果があったと知って、現在は非常に前向きに説明会や導入準備に臨んでいます。
説明を聞いた店長たちからは、「電気の使用や料金の仕組みを理解できたことで、電力使用量のピーク時間やデマンド値を知る重要性が分かった」という声が数多く寄せられました。1日の電力使用量の推移やピーク時間、デマンド値が「見える化」されることで、「電気をどのように使えば使用量を削減できるか」を考え、対策を練ることができるようになります。何より先行導入した店舗の店長・社員が「自分事」として省エネについて考え、率先して行動するようになるなど、現場の意識改革を実現できたことが、導入の一番の効果だと考えています。

全店舗に「エナッジ」を導入。トータルでの削減効果に期待

店内

2019年10月から約100店舗で「エナッジ」を一斉稼働させます。「エナッジ」を活用して各店舗で省エネに取り組むだけでなく、これまで店舗によってバラバラだったエネマネシステムを「エナッジ」に統一することで、全店舗の使用量を比較し、効果的な取り組みを他店舗に展開したり、総合的な省エネ方策を立てるなど、全社で削減効果を高められるのではないかと期待しています。

「エナッジ」って??

店長のコメント

店内
外観

メッサオークワ ガーデンパーク和歌山店 店長
スーパーセンターオークワ パームシティ和歌山店 店長

「エナッジ」を導入してから、店舗の電力使用量を確認するだけでなく、毎日の朝礼で他店舗の使用量との比較を社員に周知し、省エネに対する意識づけを行っています。タブレットに表示される省エネ方策のアドバイスには、例えばトイレの便座の温度設定など、今まで思いつかなかったこともあり、改めて身の周りの電気の使い方を考えるきっかけになっています。社員にとっては忙しい業務の中で省エネ活動に取り組むのは大変ですが、少しずつ省エネに対する意識が変わってきています。今後も「エナッジ」を活用し、さらなる省エネを目指します。

担当者のコメント

関西電力 営業本部 法人営業部門 平野リーダー(左) 上田(右

関西電力 営業本部 法人営業部門
平野リーダー(左) 上田(右)

省エネ・省コスト化に積極的に取り組まれているオークワさまと、更なる省エネ化に一緒に取り組ませていただけたことに厚くお礼申し上げます。
今後も「エナッジ」を活用いただきながら、効果的な省エネ活動を継続いただけるよう、最適なご提案に努めてまいります。

株式会社オークワさま

株式会社オークワ

住所
:和歌山県和歌山市中島185-3
電話
:073-425-2481

https://www.okuwa.net/

1959年、和歌山県初のスーパーマーケットを開業。以来、地域の方々の支持を得て近畿一円、さらには中部・東海圏へと拡張し、現在約160店舗を展開する大手スーパーに成長した。地域密着企業として、地域の人々のニーズに応えるだけでなく、環境保全の取り組みも積極的に推進。多様な側面から地域の人々の豊かで快適な暮らしに貢献している。

掲載の情報は2019年9月現在のものです。

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