■ご挨拶

はじめまして。関西を中心に市民・企業・自治体の皆様と山・里・川・海の保全をつなぐ活動をしている一般社団法人グリーンバナー推進協会と申します。

■これまでの活動

当協会は、美しく災害に強い、市民の生活に寄り添う山・里・川・海づくりを目指して活動をしてまいりました。本プロジェクトの舞台となる友ヶ島がある和歌山市加太では、「海を育む森を守る」をテーマに、自治体や観光協会と連携して子供や家族を対象に間伐体験や山と海のつながりを伝える「森の教室」を開催してきました。

■プロジェクトで実現したいこと

大阪府と和歌山県の県境にある和歌山市加太の沖に浮かぶ友ヶ島に大量のゴミが漂着しています。淀川や大和川など大都会を流れる河川に捨てられたペットボトルなど生活ゴミが海流に乗って、国立公園に指定される美しい無人島に驚くほど集まってくるのです。 このゴミをなくすことが本プロジェクトの目的です。

■プロジェクトテーマに挑戦しようと思った理由

今回のプロジェクトを企画したきっかけは、どうしてこんなに大量のゴミが人の住んでいない無人島にあるのだろう？ という驚きでした。
私たちも最初は、観光客が捨てたゴミかとも思いましたが、この美しい島にゴミを投げ捨てる人がそんなにいるとも思えません。そこで調べたところ、この島にあるゴミの出どころは、なんと大阪や兵庫の都会を流れる川でした。
何気なく投げ捨てたペットボトルなどの生活ゴミが川を流れて海に出て、潮の流れの加減で大阪湾の南端にある紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島に行きつくのです。

友ヶ島の海岸に打ち上げられたゴミを集めてみたら、下の写真のようになりました。まるでスーパーマーケットが海を渡ってきたように色んな家庭ゴミがあります。しかも悪いことに風で山中に吹き上げられると、掃除するのにも大変な労力がかかってしまいます。

友ヶ島には日露戦争のときに建設された砲台跡があり、歴史建造物を大自然が覆う姿が人気アニメ「天空の城ラピュタ」の舞台に似ているということで“ラピュタの島”としてメディアで取り上げられ、若い世代だけでなく外国人にも人気の観光スポットになっています。

また、友ヶ島は関西を代表する美味しい魚が獲れる漁場のひとつとしても有名です。加太の漁師は江戸時代以前から海底を傷つけない一本釣りに徹底的にこだわってきたため、海底には海藻やエビ・カニが豊かに生息しています。このサスティナブルな環境が友ヶ島を最高の漁場にしているのです。

このように美しい自然と史跡をもつ友ヶ島からゴミをなくしたいという思いは、当然地元でも強く、漁師さんや観光関係者だけでなく中学生など多くのボランティアが参加してくれています。

しかし、ボランティアでは資金的にも限界があり、皆さまからの支援をお願いしたいのです。

■資金の使い道

皆さまにご支援いただいた資金は、友ヶ島のゴミをなくすために必要な機材・道具の購入やゴミ廃棄のための実費に活用させていただきます。
目標の50万ポイントに達した場合は、ゴミ回収の効率が画期的に高まる4WDの軽トラックを中古で購入します。ゴミが漂着する海岸のエリアが広いため人手で一箇所に集めるのに大変な時間と労力がかかっているからです。
また、目標ポイントに達しない場合は、清掃道具の購入やゴミ廃棄の実費に使わせていただきます。

■返礼内容

1,000ポイント以上：
感謝状と活動レポートを2017年10月に発送します。
2,000ポイント以上：
2017年10月に実施する「友ヶ島クリーンアップ・わっしょい！祭り」にご参加いただく場合、渡船料（通常片道1,000円）を無料にします。
※イベントに参加しない場合は感謝状と活動レポートを郵送します。

■意気込み

世界的な環境保全のスローガンとして「Think Globally, Act Locally」という言葉があります。遠くを思い身近なところから行動を起こすという意味です。都会の川に捨てたゴミが美しい無人島にたどり着いて自然環境や景観を破壊するという友ヶ島のゴミ問題は、まさにこのスローガンを実践する機会でもあると思っています。
皆さまのご支援で友ヶ島のゴミをなくし、さらに原因である川へのゴミ投棄をなくすメッセージを広く発信していきたいという思いを是非とも応援してください。