●ご挨拶(自己紹介)
大阪府動物愛護管理センターは、「人と動物が共生できる社会の実現」と「社会全体で殺処分がゼロとなること」をめざし、平成29年8月に羽曳野市にオープンした大阪府の施設です。
●これまでの活動
これまで、大阪府では、ペットの飼い主のマナーや、野良猫へのエサやりに関するチラシの配布や、子どもを対象とした、動物とのふれあい方を体験していただく出張授業などを実施することで、「人と動物が共生できる社会」の実現をめざしてきました。
●プロジェクトで実現したいこと
動物愛護管理基金では、主に5つの事業に取り組みます。これらの事業に取り組むことで、「人と動物が共生できる社会の実現」と「社会全体で殺処分がゼロとなること」を実現したいと考えています。
●プロジェクトテーマに挑戦しようと思った理由
大阪府は、引き取り依頼により、保護をした動物を新しい飼い主の方へ譲渡「つなぐ」事業を行っています。しかし、保護動物の中には、減少傾向にあるものの、不幸にも殺処分となっている動物もおり、こうした不幸な動物を減らす取り組みを更に進める必要があります。
社会全体で殺処分ゼロをめざすためには、大阪府だけでなく、社会全体で取り組みを進めていく必要があり、基金の取り組みにご賛同いただける方からのご協力が必要です。
平成30年度収容数 |
犬 199頭 |
猫 604匹 |
平成30年度譲渡数 |
犬 116頭 |
猫 103匹 |
平成30年度:平成30年4月1日から平成31年3月31日まで(中核市含む)
●資金の使いみち
いただいたご支援は、下記の「大阪府動物愛護管理基金」の事業推進に活用させていただきます。
(1)専門家によるしつけ等によって譲渡を促進する事業
大阪府では、保護をした動物を新しい飼い主に譲渡する「つなぐ」事業を行っています。1匹でも多く新しい飼い主の方に迎えていただけるように、毛玉・もつれのトリミングや、動物トレーナーなどへしつけを専門家に委託します。
(2)所有者のいない動物(野良猫等、特に子猫)を減らす事業
「所有者のいない猫対策」に取り組む地域団体(自治会など)に対し、対策を進めるにあたって専門的な知識を持ったアドバイザーを派遣することなど、地域の実情にあった共生の仕組みづくりを支援し、所有者がいない猫が増えることなどを防止します。
(3)手厚い管理が必要な動物を救う事業
大阪府に保護依頼のある動物の大半は、生まれたての子猫で大半が殺処分となっています。こうした手厚い管理を必要とする動物のお世話を、専門的な設備や体制が整っている動物病院等に委託することで、新しい飼い主に迎えていただけるよう「つなぐ」事業を推進していきます。
(4)子猫育成サポート事業
大阪府が収容した離乳後の子猫を、府民ボランティアに6週間程度預かっていただき、子猫の育成をサポートしていただくことで、新しい飼い主に迎えていただけるよう、「つなぐ」事業を推進していきます。
(5)人と動物をつなぐマッチング事業
飼い主の方より大阪府に対し、飼えなくなったペットの引取りを求められた場合、直ぐには引き取らず、まずは自分で新しい飼い主を捜していただいています。
多数の人が閲覧できるインターネットにマッチングサイトを設けることで、飼い主自身が新しい飼い主を捜しやすくなり、大阪府へ引き取られるペットの数を減らしていきます。
●意気込み
これまで、大阪府では、飼い主の方をはじめとして、動物と関わりのある方を対象とした啓発活動などの取り組みや、保護動物の新しい飼い主への譲渡「つなぐ」事業を進めてきました。
しかしながら、減少傾向にあるものの、現在引取依頼や殺処分数が一定数発生していることも現状です。
「動物愛護管理基金」は、動物愛護管理センターの取り組みに賛同していただける方との協働として、上記5事業に取り組みます。行政だけではなく、多くの方とともに、「人と動物が共生できる社会の実現」と「社会全体で殺処分がゼロとなること」をめざす、取り組みを進めていきたいと考えています。
みなさまのご協力をお願いいたします。