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電気代の計算方法を知って、賢く節約しよう!

電気代の計算方法を知って、賢く節約しよう!
著者:小沢美奈子 節約術と貯蓄術が得意なファイナンシャルプランナー

著者:小沢美奈子
節約術と貯蓄術が得意なファイナンシャルプランナー

電気代を節約するには、電気代の計算方法を知っておくことが役立ちます。日ごろ使っているエアコン、テレビ、冷蔵庫はどれくらい電気代がかかっているのでしょうか。記事では、一見難しい電気代の計算について、わかりやすく解説するとともに、関西電力の電気料金メニューについてもご紹介します。賢く節電して、電気代を節約しましょう。

電気料金の内訳は? 電気代の計算方法を知ろう

電気料金の内訳は? 電気代の計算方法を知ろう

電気料金の内訳この記事では関西電力の料金メニュー「従量電灯A」を例にご説明します。
毎月の電気料金には、最低料金と消費電力に応じた電力量料金に加えて、以下の通り燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金や口座振替に対する割引額が考慮されて算出されるようになっています。

  • ※電力会社やメニューにより内訳は異なる。

■関西電力「従量電灯A」電気料金の内訳

電気料金の内訳

なお、本記事では、電力量料金の計算方法について解説したいと思います。

・電力量の計算方法は?

家電製品のカタログや取扱説明書を見ると、消費電力という文字がよく出てきます。
消費電力とは、電気機器を動かす時に使用される電力のことで、単位はW(ワット)で表されています。

よく使われている単位にkW(キロワット)があります。kWは1,000Wに値する単位となり、つまり「1 kW=1,000W」となります。

家電製品を1時間使用した場合の消費電力を消費電力量と言い、単位はWh(ワットアワー)で表されます。

また、一般的な消費電力量の算出には、以下の式が使われることが一般的です。
消費電力量(kWhキロワットアワー)=消費電力(W)×時間(hour)÷1,000

例えば、消費電力が54Wの白熱電球を4時間使用した場合、消費電力量は次の通りです。
54W×4h÷1,000=0.216kWh

電気代の計算方法を確認してみよう

関西電力の従量電灯Aを契約した場合の家電製品の電気代(関西電力の従量電灯Aにおける電力量料金を指します(※2))は以下の式で算出されます。

電気代(電力量料金)=電力量料金単価(1kWhに対する料金単価)×消費電力量(kWh)

例えば、消費電力が54Wの白熱電球を4時間使用した場合の電気代を計算してみたいと思います。

  • 1 消費電力量(kWh)を計算
    54W×4時間÷1,000=0.216kWh
  • 2 電気代を計算
    電力量料金単価(※1)25.61円×0.216kWh=約5.53円
  • ※1関西電力の「従量電灯A」における第2段階(120kWhをこえ300kWhまで)の電力量料金(1kWh あたり25.61円)の料金単価を使用。
  • ※2当計算例は従量電灯Aにおける電力量料金の料金単価を元に、従量電灯Aの電力量料金の一部を構成する要素を算定しているものです。そのため、最低料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金を含みません。

家電の電気代を計算してみよう

■エアコンを1時間使用した場合の電気代(※3)の計算例

ダイキンのルームエアコン「うるさらX」(AN364ARS-W)(12畳程度)を例に、計算してみたいと思います。

冷房の消費電力 800W(0. 800 kWh)
1時間あたりの電気代  0. 800kWh×1時間×25.61円(※4)=20.488円(約20.5円)
暖房の消費電力 810W(0.810 kWh)
1時間あたりの電気代  0.810 kWh ×1時間×25.61円(※4)=20.7441円(約20.7円)

■冷蔵庫を1日使用した場合の電気代(※3)の計算例

三菱電機の商品(MR-MZ54K 540L)のカタログに記載されている年間消費電力量(1年間に消費する電力量)をもとに、1日使用した場合の電気代を計算してみたいと思います。

年間消費電力量 276kWh
1年間あたりの電気代 276 kWh×25.61円(※4)=7068.36円

なお、年間消費電力量をもとに、1日当たりの電気代を計算すると次の通りになります。
1日あたりの電気代 7068.36円÷365日=19.365円(約19.4円)

■テレビを1時間使用した場合の電気代の計算例

テレビを1時間使用した場合の電気代について(※3)を、パナソニックの4K液晶テレビであるビエラ(TV-50W90A 50V型)で計算してみます。

消費電力 180W(0.180 kWh)
1時間あたりの電気代 0.180 kWh×1時間×25.61円(※4)=4.6098円(約4.6円)

  • ※3電気代とは関西電力の従量電灯Aを契約した場合の電力量料金を指し、実際に請求させていただく従量電灯Aの電気料金には、最低料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金が含まれます。
  • ※4関西電力の「従量電灯A」における第2段階(120kWhをこえ300kWhまで)の電力量料金(1kWh あたり25.61円)の料金単価を使用 。

電気料金は、電力会社や電気料金メニューや使う時間帯でも変わる

■電気料金は均一ではない

どこの電力会社と契約しても電気料金は同じでは?と思う方もいるかもしれませんが、実は電気料金は、電力会社はもちろんのこと、電力会社の中でも選ぶ電気料金メニューで変わることも覚えておきましょう。
数ある電力会社のさらに数あるメニューの中で、どれを選んだらよいのか迷う方もいるでは?
そこで、関西電力の2つの電気料金メニューをご紹介したいと思います。

■「はぴeタイムR」

オール電化の家庭向けの電気料金メニューで、電気を使用する季節や時間帯によって、異なる電力量料金単価が用意されています。深夜(「ナイトタイム」)や家族団らんの時間帯(「リビングタイム」)の電力量料金単価が比較的低く設定されているため、ナイトタイムやリビングタイムに電気の使用を移行することができるメニューです。
日中に不在となる時間が多い場合は、電気料金の削減効果が見込めるメニューと言えるでしょう。
なお「はぴeタイムR」は、日中の時間帯(「デイタイム」)に電力量料金単価が高めに設定されている点には、注意が必要です。

  • ※契約メニューによって燃料費調整単価および原料費調整単価が異なるため、実際のメリット額は、電気・ガスのご使用状況や燃料費調整額・原料費調整額により変動します。燃料費調整額・原料費調整額の増額が、ご契約メニューの変更(関西電力以外からの契約の切替えを含む)によるメリット額を上回り、電気料金、ガス料金が変更前よりも高くなる可能性があります。
    電気料金・ガス料金の計算方法や燃料費調整額・原料費調整額の最新単価や過去の推移は、こちらからご確認ください。

■「withポイントでんき」

月々の電気料金に応じて、ポイント提携会社のポイントを自動的に貯めることができるのが「withポイントでんき」です。貯められるポイントの種類は、dポイント、PayPayポイント、楽天ポイントの3つ。いずれかを選び申し込むと、電気代の3.5%のポイントが自動的に貯まる仕組みです。
貯まったポイントは、翌年度に1年分をまとめて進呈されます。
電気代の支払いと同時に、ポイ活ができるお得な電気料金メニューです。

  • ※毎年4月分(または、需給開始月分)~3月分の電気料金に応じてたまったポイントを、翌年度5月末までに1年分をまとめて進呈するものです。契約期間満了時点(毎年3月31日時点)で本メニューで契約中のお客さまが対象です。年度途中で解約となった場合、ポイントは進呈されません。
  • ※電気の需給開始後に、「はぴeみる電」および「はぴeポイントクラブ会員」に登録いただき、ポイント進呈の対象となる年度の翌年度4月30日までに、希望されるポイント関連情報を指定のウェブサイトを通じて登録する必要があります。毎年度3月に当社より「はぴeみる電」にご登録いただいたメールアドレスに必要な情報をご登録いただく専用フォームを送付します。
  • ※各種登録漏れ、ポイント提供会社のアカウントの退会・失効、ポイント提供会社が定める関連の規約に基づきポイントの加算対象外となった場合は、ポイントの進呈はされません。
  • ※ポイントを算定する対象の電気料金は、ご請求する税込料金から再生可能エネルギー発電促進賦課金を除きます。また、1ポイント未満の端数は切り捨てます。
  • ※「従量電灯A」と「withポイント でんき」で燃料費調整単価が異なり、燃料費調整額の増額が、進呈されるポイントを上回る可能性があります。最新の燃料費調整額はこちらをご確認ください。

賢く電気料金を節約する方法

賢く電気代を節約するには、要点を抑えておくことが有効です。どのような要点があるのでしょうか。

■電力の使用割合が高くなりがちな家電を知っておこう

電力の使用割合が高くなりがちな家電に、エアコン、冷蔵庫、照明器具が挙げられます(※出典参照)。これらの家電については、省エネ性能の高い商品を選んだうえで、日々消費電力量を抑えた使い方をすることが電気代の節約につながります。

■電力会社を見直すと大きく電気料金がかわることも

日ごろの節電へつながる行動も大切なことですが、電力会社や電気料金メニューの見直しも電気料金が節約できるきっかけになる可能性もあります。

まとめ

物価が上がっている昨今において、多くの方が電気料金の節約について興味を持っていることでしょう。節約には家電の使用を控えるという方法もあるかもしれませんが、それ以外にも電気料金メニューの変更など、賢く節電できる方法があることを覚えておいてください。また、節電のためには家電選びも重要なポイントです。家電ごとに消費電力量がどれくらいあるのかを知っておくことも大切です。今回ご紹介した内容が、多くの方の電気料金の節約につながることを願っています。

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ファイナンシャルプランナー 小沢美奈子

著者情報 ファイナンシャルプランナー 小沢美奈子

大学卒業後、損害保険会社にて社員教育、研修講師、営業などを経験。会社員時代に取得したファイナンシャルプランナー資格を活かし2015年にK&Bプランニングを開業。Webや雑誌などでのマネー記事執筆、セミナー講師、個人コンサルティング、女性向けマネーコミュニティの講師のほか、フォトグラファーとしても活動。

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