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電気代を安くする方法を教えて!
電気代を抑える節約術14選

電気代を安くする方法を教えて!電気代を抑える節約術14選
著者:小沢美奈子 節約術と貯蓄術が得意なファイナンシャルプランナー

著者:小沢美奈子
節約術と貯蓄術が得意なファイナンシャルプランナー

毎月支払う電気代が以前より上がったと感じている方もいらっしゃるのでは? 電気代を下げるために既に節電に取り組まれた方もいると思いますが、やみくもに節約のための取り組みをすると非効率な場合も多々あります。当記事では、電気代の仕組みを理解した上で、効率的に取り組める電気代の節約方法をご紹介します。ぜひこれからの参考にしてみてください。

電気代の仕組みを確認しよう

電気代の仕組みを確認しよう

毎月かかる電気代はどのように計算されるのでしょうか? まずは電気代の算式を確認してみましょう。

【電気料金を決める算式(関西電力「従量電灯A」の場合)】
「基本料金(最低料金)」+「燃料費調整額を含んだ電力量料金」-「口座振替割引額」+「再生可能エネルギー発電促進賦課金」

「基本料金(最低料金)」とは、電気を使用しなかった場合でも請求される1契約ごとに設定された料金を指します。

「電力量料金(燃料費調整額を含む)」は、1か月の使用電力量に応じて、あらかじめ設定された料金単価で計算されます。そこに、燃料費の変動(為替レートや原油価格等)を迅速に電気料金に反映させる「燃料費調整額」が加わる仕組みです。

「再生可能エネルギー発電促進賦課金」は国の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって電力会社が、買取りに要した費用を、電気のご使用量に応じてお客さまに負担していただくものです。

【あわせて読みたい記事】
電気代の計算方法を知って、賢く節約しよう!

電力の消費割合の大きい家電製品とは?

電気代の節約では、むやみやたらに家電製品の使用を控えるのではなく、電力の消費割合の大きな家電製品を中心に使い方を見直すことで、効率的に電気を節約できます。
電力の消費割合の大きな家電製品を「家庭における家電製品の1日での電力消費割合」の結果から確認してみたいと思います。

家庭における家電製品の一日での電力消費割合

夏季における電力消費割合の高い家電製品の上位5つは以下の通りとなります。
1、 エアコン(34.2%)
2、 冷蔵庫(17.8%)
3、 照明(9.6%)
4、 炊事(6.5%)
5、 給湯(6.1%)

冬季についても、電力消費割合の高い家電製品上位5つを確認してみましょう。
1、 エアコン(32.7%)
2、 冷蔵庫(14.9%)
3、 給湯(12.5%)
4、 照明(9.3%)
5、 炊事(7.9%)

夏季と冬季を比較すると、順番は違っているものの、電力消費割合の高い家電製品は同じものとなりました。さらに確認すると、電力消費量は、エアコン、冷蔵庫、照明、給湯の4つの家電製品で半分以上を占めています。電気代の節約には、これら4つの家電製品の使用を見直すことがポイントと言えます。具体的な節約術については、次章を参考にしてみてください。

電気代を抑える節約術14選

無理な節約は続かないどころか反動が出てしまうこともあります。節約を長続きさせる秘訣は、節約を頑張るのではなく、ライフスタイルに合わせて節約できる環境を整えてしまうことです。特に電気代の節約の場合、家電製品ごとの特徴をとらえることが節約を続けるためのコツと言えます。具体例をご紹介しましょう。

■その1 エアコンの電気代の節約術

夏季、外出して部屋に入ると、外より部屋の中が暑いと感じる時があります。そんな時はすぐにエアコンをつけるのではなく、まず部屋の空気を入れ替えましょう。窓が一つしかない部屋でも、扇風機やサーキュレーターを窓の外へ向けて回すと空気が入れ替わります。また扇風機やサーキュレーターは、エアコンの空気を循環させるため、エアコンによる暖め過ぎや冷やし過ぎを防ぐことができるため、エアコンとセットで利用しましょう。
さらに、目詰まりしているフィルターは電気代が上がる要因になります。マメに掃除をしましょう。フィルターが目詰まりしている状態と、清掃した場合の電気代を比較すると、年間で約990円の節約ができます。(※1)

■その2 冷蔵庫の電気代の節約術

冷蔵庫に食材がぎっしり詰め込まれている…、よくある光景かもしれません。しかし詰め込み過ぎは冷蔵庫内の冷気の流れが悪くなり、庫内の温度上昇の原因になり、消費電力が増え電気代が高くなってしまします。まずは冷蔵庫の中を整理し、モノを減らしましょう。詰め込んだ場合と、半分にした場合を比較すると、年間で約1,360円の節約(※2)につながります。
一方、冷蔵庫の冷やし過ぎも電気代高騰につながります。周辺温度が22℃の環境で、冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」にした場合、年間で約1,910円の節約(※2)につながるというデータもあります。冷やし過ぎには気を付けましょう。

■その3 照明の電気代の節約術

当たり前に毎日つけている照明。意外にも、家庭の消費電力が多い家電製品の上位に挙がっています。そんな照明の電気代を安くするには、LEDへの切り替えが簡単かつ有効な手段。たとえば、一般財団法人家電製品協会によると、

蛍光灯シーリングライトからLEDへのお取替え効果:年間電気代約2,110円(※3)
白熱電球から電球型LEDランプへのお取替え効果:年間電気代約2,880円おトク(※3)

の節約効果があるとされています。

■その4 給湯器の電気代の節約術

従来型の都市ガス給湯器から、省エネ電気給湯機「エコキュート」に変えると光熱費が安くなります。エコキュートでは、夜間の電気料金が安くなるプランがあるため、電気料金が安い夜間にお湯を作り、貯湯タンクに蓄えておき、お湯を使いたい時に貯めたお湯を使用します。そうすることで節約ができるという仕組みです。このように、夜間の電気料金が安いプランに加入することで、ガス給湯器よりもランニングコストを削減することができます。

■その5 掃除機の電気代の節約術

掃除機を使う場合は、紙パックがいっぱいにならないうちに交換するくせをつけましょう。また、いきなり掃除機をかけるのではなく、まずは部屋を片付けてから掃除機をかけることで、掃除機を稼働させる時間を減らす(=電気代も減らせる)ことができます。

なお、最近はほうきで掃除するご家庭も少ないかもしれませんが、ごみやほこりをほうきで掃いてちりとりで集めれば電気代は一切かかりません。ご家庭に常備してみてはいかがでしょうか。

■その6 洗濯機・乾燥機の電気代の節約術

洗濯機を毎日回すと回した分、電気代がかかってしまいます。1日おきに回すようにすることやバスタオルを小型タオルに変えるなどで洗濯物の量を減らすことが可能です。また、乾燥機を使って洗濯物を乾かしている場合は、晴れた日は乾燥機をなるべく使わないようにすることで電気代を節約することができます。洗濯物を干す間隔を広くとり風通しをよくする、吸汗速乾素材を選ぶ、などの方法で自然乾燥でも乾きやすくなります。

■その7 テレビの電気代の節約術

なんとなくテレビをつけっぱなしにしている…、そんなことはありませんか? 電気代の節約のために、見ていない時はオフにする習慣を。またテレビは主電源をオフにしないと電力を消費している状態となってしまうため、主電源からオフにするようにしましょう。さらに長期間使わない場合は、プラグを抜いておくことをおすすめします。
また、テレビを見る際は「省エネモード」に設定して画面の明るさを下げるようにしておくことも電気代を節約できます。

■その8 こたつ・電気カーペットの電気代の節約術

こたつ布団だけではなく、上掛けと敷布団をあわせて使うことで年間約1,010円節約(※4)できます。寒いからといってこたつの温度調整を「強」のままで使用すると、電気代が高くなる要因になります。節電のためには調節温度を「弱」~「中」で使用するようにしましょう。上掛けと敷布団の併用や、洋服を一枚多めに着込むなどの工夫で、寒さを回避しましょう。

■その9 パソコンの電気代の節約術

スクリーンセイバーは、設定している限り電力を消費してしまうため、設定しないことが電気代の節約につながります。また、パソコンを使わない時は電源を切るだけで、デスクトップ型の場合は年間約980円、ノート型でも年間約170円の節約が可能です(※5)。今後はパソコンの使い方に気を付けましょう。

■その10 待機電力を減らす

つい怠りがちなのが待機電力を減らすこと。テレビやブルーレイ・DVDレコーダー、パソコンやプリンターの主電源を切り、長時間使わないときはプラグからコンセントを抜く、これらの行動で待機電力を減らしましょう。

■その11 温水洗浄便座の電気代の節約

温水洗浄便座は常に電源が入っている家電製品のひとつ。節約につながる使い方を考えてみましょう。たとえば、便座や温水の設定温度を低くするほか、「節電モード」を備えている機種ならその機能を活用することもポイントです。また、一年中つけっぱなしにするのではなく、寒い季節だけ使うことも検討してみましょう。

■その12 家族でライフスタイルを見直す

家族それぞれが各自の部屋で過ごしたり、バラバラの時間にご飯を食べたり。そのような生活習慣は、当然ながら電気代も上がるもの。家族揃って一つの部屋で過ごすことや、一緒に食事をすることが電気代の節約につながります。
また、子どもの長期休みや、在宅ワークで自宅にいる時間が長くなったりすると、電気を使う量が増えます。子どもの長期の休みや在宅ワークが増えそうな時は、あらかじめ電気の使い方について家族で話し合っておくこともよいでしょう。

■その13 省エネ家電に買い替える

新しい家電製品に買い換えることも電気代の節約につながります。なぜなら最近の家電製品は、古いものと比べると年々省エネ性能が上がっているからです。今一度、家電製品全体を見直してみましょう。

■その14 電力会社や電気料金のメニューを見直す

電気代を安くしたい時の案として考えられるのが、電力会社や電気料金のメニューを見直してみること。関西電力には、家族のライフスタイルやニーズに合わせた電気料金メニューが用意されているため、参考にしてみてください。

また、関西電力には、日々の電気使用量をチェックできる便利な「はぴeみる電」というサービスがあります。会員登録することで、関西電力の電気やガスの料金がWeb上でいつでも確認が可能です。月単位だけではなく、1日ごとや1時間ごとの使用量を見ることができ、前日までの概算料金に加えて、一部のメニューを除き次回検針日までの1か月分の想定料金も確認することも可能。
電気代をチェックして、電気代を見直したいという方は活用しましょう。

はぴeみる電|関西電力

  • ※ご利用にはインターネット環境が必要です。通信費・インターネット接続費はお客さま負担となります。

まとめ

電気代を節約するためには、まず電気料金の仕組みを確認した上で、家庭の中で消費する電力の多い家電製品を中心に節電への取り組みをすることが即効性のある節約となります。また、場合によっては、電力会社や電気料金のメニューを変更することで電気代が下がるケースもあります。
今回ご紹介した内容により、皆さまの家計の負担が少しでも減ることを願わずにはいられません。

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ファイナンシャルプランナー 小沢美奈子

著者情報 ファイナンシャルプランナー 小沢美奈子

大学卒業後、損害保険会社にて社員教育、研修講師、営業などを経験。会社員時代に取得したファイナンシャルプランナー資格を活かし2015年にK&Bプランニングを開業。Webや雑誌などでのマネー記事執筆、セミナー講師、個人コンサルティング、女性向けマネーコミュニティの講師のほか、フォトグラファーとしても活動。

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