著者:横山晴美
家計情報を分かりやすくお届けするファイナンシャルプランナー
最近では、テレビ番組だけでなく、動画配信サービスなども増え、ついつけっぱなしにしてしまいがちなテレビ。その電気代がどの程度なのか気になる方も多いでしょう。この記事では、4K・8K・有機ELなど各種のテレビの電気代を比較します。また、テレビはDVDプレイヤーやゲーム機と一緒に楽しむこともあります。テレビの周辺機器の電気代と、電気代の節約方法をご紹介します。
テレビの電気代の計算方法
テレビの電気代を知るために、最初に電気代の計算方法を確認しておきましょう。1時間あたりの電気代の計算式は次の通りです。
1時間当たりの電気代(円)=消費電力(W)÷1000(W)×1kWhの電力料金(円/kWh)
「消費電力(W)」はテレビごとに異なります。
電気代を決定する大きな要素は画質とディスプレイのサイズです。基本的には、画面が大きく、高画質になるほど消費電力(W)が大きくなります。
実際の消費電力(W)はテレビの取扱説明書に記載があるので、確認してみるといいでしょう。
また、「1kWhの電力料金(円/kWh)」はご家庭の電気料金メニューによって異なります。ここでは関西電力の「従量電灯A」における第2段階(120kWhをこえ300kWhまで)の電力量料金(1kWh あたり25.61円)の料金単価を使用して電気代を計算します。
参考
関西電力 「従量電灯A」料金単価
https://kepco.jp/ryokin/menu/dento_a/
テレビの電気代を節約する方法
環境省の「令和3年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査事業委託業務 (令和3年度調査分の実施等) 報告書」によると、 ご家庭におけるテレビの消費量のウエイトは、冷蔵庫とエアコンに続いて第3位です。そのため、できる節電対策は、積極的に行うといいでしょう。テレビとDVDプレイヤーの節約方法をご紹介します。
1.見ていない時はこまめに消す
見ていない時はこまめに消すことが大切です。また長時間使用しない場合は、リモコンではなく本体の電源を切る、もしくは電気コードを抜くのも有効です。
2.適切な明るさと音量で楽しむ
「画面を明るくする」「音量を大きくする」場合、その分電気代がかかります。部屋が明るいのであれば画面の明るさを抑える、静かな環境であれば音量を下げるといった、状況に応じた設定にすることで、余分な電気代がかからないようにします。
3.テレビ画面の掃除をする
テレビ画面が汚れていると画面が暗くなり、必要以上に明るくしてしまいがちです。
4.節電機能を有効活用する
所定の時間が経過すると電源が切れるオフタイマー機能、一定期間無操作の場合の自動オフ機能などを活用することで、切り忘れを防止できます。
5.ブルーレイ・DVDプレイヤーは高速起動設定をオフにする
起動時間を短縮する高速起動設定は便利ですが、設定オフのときと比較して待機時消費電力が大きくなります。必要な時以外は高速起動設定をオフにしておきましょう。
電気料金メニューを見直すことも検討
テレビの電気代は1kWあたりの料金単価によっても変わるため、ライフスタイルに応じた電気料金メニューにすることで、より自分に適したメニューを利用できるかもしれません。2つのメニューをご紹介します。
「withU-NEXT でんき」は関西電力の電気と、映画 / ドラマ / アニメから、マンガや雑誌といった電子書籍まで幅広いエンタメがそろう配信サービス「U-NEXT」を組み合わせて利用できるメニューです。両者の請求がまとめられるので支払いの手間を省けます。
withU-NEXTでんき
- ※15kWhまでは一律の最低料金(2,357.40円/月)が設定されています。
- ※「U-NEXT」が提供する有料会員制サービスを既にご契約中のお客さまにも、本メニューをお申込みいただくことで、「U-NEXT」サービスのID・PASSが新規で発行されます。
- ※現在ご利用中のIDについては、お客さまご自身で「U-NEXT」のWEBサイトにて解約手続きの必要があります。解約手続きを行わない場合は、現在ご利用中のIDにかかる料金も継続して請求されることとなります。
- ※解約時に保有していた「U-NEXT」ポイントや購入済みコンテンツは、解約後も解約されたID・PASSを用いて「U-NEXT」のWEBサイトにログインしていただくことでご利用いただけます(有効期限のあるものは有効期限内に限ります)。
「withポイントでんき」は、dポイント・PayPayポイント・楽天ポイントのうち、お好きなポイントが電気料金の3.5%分たまり、翌年度に1年分をまとめて進呈される料金メニューです。ポイ活のひとつとして活用できるメニューでしょう。
withポイントでんき
- ・15kWhまでは一律の最低料金433.41 (円/月)が設定されています。
- ・ポイント付与は、毎年4月分(または、需給開始月分)~3月分の電気料金に応じてたまったポイントを、翌年度5月末までにまとめて進呈するものです。ポイントを進呈する対象の電気料金は、税込料金から再生可能エネルギー発電促進賦課金を除きます。また、1ポイント未満の端数は切り捨てます。
- ※15kWhまでは、一律の最低料金(433.41円/月)が設定されています。
- ※毎年4月分(または、需給開始月分)~3月分の電気料金に応じてたまったポイントを、翌年度5月末までに1年分をまとめて進呈するものです。契約期間満了時点(毎年3月31日時点)で本メニューで契約中のお客さまが対象です。年度途中で解約となった場合、ポイントは進呈されません。
- ※電気の需給開始後に、「はぴeみる電」および「はぴeポイントクラブ会員」に登録いただき、ポイント進呈の対象となる年度の翌年度4月30日までに、希望されるポイント関連情報を指定のウェブサイトを通じて登録する必要があります。毎年度3月に当社より「はぴeみる電」にご登録いただいたメールアドレスに必要な情報をご登録いただく専用フォームを送付します。
- ※各種登録漏れ、ポイント提供会社のアカウントの退会・失効、ポイント提供会社が定める関連の規約に基づきポイントの加算対象外となった場合は、ポイントの進呈はされません。
- ※ポイントを算定する対象の電気料金は、ご請求する税込料金から再生可能エネルギー発電促進賦課金を除きます。また、1ポイント未満の端数は切り捨てます。
- ※PayPayポイントは出金、譲渡不可です。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能です。
- ※「従量電灯A」と「withポイント でんき」で燃料費調整単価が異なり、燃料費調整額の増額が、進呈されるポイントを上回る可能性があります。最新の燃料費調整額はこちらをご確認ください。
まとめ
出勤前にニュースや天気予報を確認したり、リビングで団らんしたり、テレビが生活の一部になっていることも多いでしょう。利用シーンが多いからこそ、テレビの電気代が気になるかもしれません。テレビは機種ごとに消費電力が違います。もしも古いテレビから新しいものに買い替えるときは、省エネ性能の高いものを選ぶといいでしょう。
また、電気料金プランの見直しも有効です。毎日利用するものだからこそ、しっかり節約していきたいですね。