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オール電化住宅とガス併用住宅を比較!
メリット・デメリットを解説

オール電化住宅とガス併用住宅を比較!メリット・デメリットを解説

オール電化住宅とガス併用住宅には、それぞれにメリット・デメリットがあります。 この記事では、オール電化住宅とガス併用住宅の特徴やおすすめのケース、光熱費などを紹介します。

オール電化住宅とガス併用住宅の特徴

関西電力がご提案するオール電化住宅とは、オール電化向け電気料金メニュー「はぴeタイムR」に、省エネ電気給湯機「エコキュート」と安心・快適・便利な「IHクッキングヒーター」を中心とした電化機器に加え、料金や使用量を“見える化”するWEBサービス「はぴeみる電」を組み合わせた暮らしです。エネルギーをより上手に使い、省エネで安心・快適・便利な暮らしを実現します。
一方、ガス併用住宅では、家の中の設備機器に、ガスで使うものと電気で使うものがあります。

オール電化住宅のメリット

オール電化住宅は、光熱費を抑えやすい点が大きなメリットです。また、IHクッキングヒーターは様々な安全機能があるので安心な点や、キッチンまわりの掃除が簡単といった点に加えて、ライフラインがストップしてしまうような災害時でも生活用水が確保できるというメリットも挙げられます。

■光熱費を抑えやすい

光熱費を抑えやすい点は、オール電化住宅の大きなメリットのひとつです。費用を抑えられる要因としては、家庭の消費エネルギーのうち約3割を占める給湯を、エネルギー効率がよいエコキュートで行うことが挙げられます。

また、オール電化住宅にすることによって選べる電気料金プランが「はぴeタイムR」です。エコキュートなどの電気給湯機は、料金単価が割安な夜間の時間帯に、お湯をまとめて作り、貯湯して使います。そして昼間に必要な量を使うことで、光熱費の節約ができる仕組みです。

加えて、使い方の工夫(電気料金が割安な時間帯へのシフト)ができる点も挙げられます。

■調理やキッチンまわりの掃除が簡単・便利

IHクッキングヒーターは天板がフラットなので、ガスコンロと比べると拭き掃除などが簡単に行えます。火を使わないため、汚れ防止用シートなどを天板に敷いて使うことが可能な機種もあります。鍋やフライパンの周りに油や汁が飛んだとしてもでも、お手入れを簡単に済ませることが可能です。

■災害などによる断水時に生活用水が確保しやすい

ライフラインがストップしてしまうような災害時、エコキュートなどでは停電中に新たなお湯を沸かすことはできませんが、貯湯タンク内に残っているお湯・水は非常用給水口から取り出して使える場合があるため、エコキュート自体が生活用水の確保にも役立ちます。

災害などによる断水時に生活用水が確保しやすい

なお、100V電源を使っているガス給湯器等のガス機器が停電時に使えない点は、ガス併用住宅でも同様です。

オール電化住宅のデメリット

さまざまなメリットがあるオール電化住宅ですが、一方でデメリットも存在します。たとえば平日日中の料金単価が割高であるほか、IHクッキングヒーターでは使えない調理器具があることもデメリットに挙げられます。

■平日日中の料金単価が高くなる

オール電化住宅では平日日中の電気料金が高くなる場合があります。家にいることが普段から多く、空調や調理などで平日日中に電気をよく使う場合は割高になる可能性も考えられるでしょう。

ただし、太陽光発電パネルや蓄電システムを導入することで、平日日中の単価が高い電気の使用量を抑えることができます。初期費用はかかりますが、平日日中の電気料金が気になる方はオール電化とあわせて導入を検討してみてもよいでしょう。

■IHクッキングヒーターで使えない調理器具がある

IHクッキングヒーターで使えない調理器具がある点もデメリットです。代表的なものでは、銅・アルミ製の鍋や土鍋、底が丸い形状の中華鍋などが挙げられます。

そのため、IHクッキングヒーターに対応していない鍋やフライパンなど、従来から所有していた調理器具が使えない場合があります。調理器具を買い直すなら、出費を伴うでしょう。

しかし、オールメタル対応のIHクッキングヒーターでは、銅・アルミ製の調理器具も使用可能です。これからIHクッキングヒーターを導入する場合には、オールメタル対応の機種を選ぶことで、デメリットを解消できます。

ガス併用住宅のメリット

次に、ガス併用住宅のメリットを紹介します。ガスコンロの直火で調理できる点や、停電の際にも調理可能なケースがある点が、主にガス併用住宅のメリットとして挙げられます。

■直火であおるような調理ができる

ガス併用住宅では、ガスを燃やしたことによる火をさまざまな設備で使うことができる点がメリットです。たとえばガスコンロが代表的な例で、本格的な中華料理では強い火力を使ったり、直火の上で鍋をあおったりしたい方もいるかもしれません。

■停電の際にも調理ができる

ガスコンロには電源が乾電池の機種もあり、その場合は停電の際にもコンロを使える点がメリットとなります。

ガス併用住宅のデメリット

ガス併用住宅にも、メリットだけではなくデメリットがあります。ひとつずつ見ていきましょう。

■基本料金が二重にかかる

ガス併用住宅では、電気とガスの両方に基本料金がかかる点がデメリットです。

ガスの使用量によっては基本料金が大きな割合を占めることもあります。また、住宅の中で電気・ガスと契約を分けずに、電気に一本化しておくことで管理が楽になるとも言えるでしょう。

■エリアによっては都市ガスが供給できない場合がある

お住まいの地域によっては、都市ガスの導管がお家の近くまで敷かれていない場合があります。
その場合、熱源としてガスを選択する場合はプロパンガスしか選択肢はなくなります。
また、都市ガスでは使えていた器具がプロパンガスでは使えなくなる可能性もあるため、注意が必要です。

オール電化住宅とガス併用住宅の料金の比較

オール電化住宅とガス併用住宅の料金の比較

では、オール電化住宅とガス併用住宅では、光熱費がどのように違ってくるのでしょうか。4LDK・戸建住宅で4人暮らしの場合を想定したそれぞれの料金の目安は、以下のとおりです。

◎1年間の光熱費比較 戸建て4LDK・4人家族〔当社試算〕、クレジットカード支払いの場合(2024年10月時点)

オール電化住宅(エコキュート+IH) 約194,900円/年
ガス併用住宅(従来型ガス給湯器+ガスコンロ) 約265,500円/年
  • ※メリット額は、燃料費調整額(電気)・原料費調整額(ガス)を含まず、再生可能エネルギー発電促進賦課金(電気)を含みます。また、電気・ガスともに契約メニューによって燃料費調整額・原料費調整額の単価および上限の有無が異なります。実際のメリット額は、電気・ガスのご使用状況のほか、燃料費調整額・原料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金により変動し、これらの増額により、電気料金、ガス料金が変更前よりも高くなる可能性もあります。電気料金・ガス料金の計算方法や燃料費調整額・原料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金の最新単価や過去の推移は、こちらからご確認ください。
  • (試算条件)
    • ※当社試算に基づいたもので、実際の光熱費は各ご家庭の使用状況によって異なります。別途、機器購入費用、工事費用が必要です。
    • ※エコキュート等の電気給湯機を設置した上で、「はぴeタイムR」にご加入いただいたお客さまが、据え付けて使用する電磁誘導加熱調理器等のクッキングヒーターを設置いただき、電化割引の適用を希望され、当社との協議が整った場合は、電化割引を適用し、電気料金から割引対象額(基本料金と電力量料金(燃料費調整額は含みません)の合計額)の5%を割引いたします。
    • ※試算条件等詳細はこちら

上の表の通り、オール電化住宅は関西電力のオール電化向け電気料金メニュー「はぴeタイムR」で、エコキュートとIHクッキングヒーターを利用する場合、約194,900円/年となります。

ガス併用住宅は従来型のガス給湯器とガスコンロを利用する場合で、大阪ガス「一般料金」が約113,000円/年、電気料金が「従量電灯A」で約152,500円/年。合わせて約265,500円/年という試算結果となっています。

上の金額を比較すると、「はぴeタイムR」の料金プランでオール電化住宅にすることによって、約70,600円/年の削減ができることがわかります。

  • ※「はぴeタイムR」の加入には、エコキュート等の電気給湯機の設置が必要です

オール電化住宅とガス併用住宅、どっちがおすすめ?

オール電化住宅とガス併用住宅、どっちがおすすめ?

オール電化住宅とガス併用住宅のメリット・デメリットがわかったところで、それぞれがどのようなケースに向いているかを見ていきましょう。

■オール電化住宅がおすすめのケース

ここまでのメリット・デメリットを踏まえると、オール電化住宅は以下のようなケースに向いています。

  • ●光熱費を抑えたい
  • ●火を使わずに生活したい
  • ●調理や掃除を楽にしたい

住宅全体のランニングコストを抑えたい場合には、オール電化住宅がおすすめです。夜間の電気料金が割安なプランを使うことで光熱費を下げられます。

また、掃除や料理など日々の家事を楽にしたい方にも向いています。IHクッキングヒーターであれば天板がフラットなので、掃除が楽にできます。また、安全機能も充実しており、子どもや高齢者がいる家庭にも適しています。

■ガス併用がおすすめのケース

一方で、ガス併用は以下のようなケースに向いています。

  • ●昼間に電力を多く使う
  • ●ガスコンロの直火で作る料理を楽しみたい

夜間の電気料金が割安なプランが使えるオール電化住宅とは反対に、昼間に電力を多く使うケースでは、ガス併用住宅のほうがお得になる場合があります。ただし太陽光発電などを併用することによって、昼間に電力を使う方でも、オール電化住宅とガス併用住宅の両方が選択肢となります。

また、直火であおるような本格的な中華料理や、鍋をあおるような料理を楽しみたい方は、ガスコンロがある生活が向いているかもしれません。

【まとめ】オール電化住宅とガス併用住宅の
特徴を理解して家の熱源を決めよう

オール電化住宅とガス併用住宅には、それぞれメリット・デメリットがあります。

オール電化住宅は、夜間の電気料金が割安なプランで光熱費を抑えやすい点が、大きな特徴です。また、IHクッキングヒーターにより調理や掃除が楽になるといったメリットや、断水時でも生活用水を確保しやすいといったメリットもあります。

一方で、平日日中の料金単価が高くなるといったデメリットもあります。しかし、太陽光発電との併用などの対策を講じることで、問題も解消しやすくなります。

これから新築や引越しをされる方は、本記事を参考に、ご自身の暮らしにはどちらが向いているかを検討してみてください。また、関西電力ではオール電化住宅に関するご相談を受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

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