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エネファームの仕組みって?
費用や特徴について解説

エネファームの仕組みって?費用や特徴について解説

省エネや環境問題に配慮し、自宅で発電を行うことを考える方は多いのではないでしょうか。自家発電をして、購入する電力量を少なくすることが可能です。自宅で発電を行う方法の1つが、エネファームです。この記事では、エネファームの仕組みや費用、特徴などを解説していきます。

  • ※記事における機器に関する情報はいずれも2024年2月末時点のものです。

エネファームとは?

エネファームとは、電気とお湯を同時に作る家庭用燃料電池のことです。都市ガスやLPガスを燃料とし、ガスに含まれる水素と空気中の酸素を化学反応させて発電します。発電する際に発生する熱を活用してお湯を沸かす仕組みです。自宅で発電を行って家庭内で必要な電力をまかなうことで、購入する電力量を減らせます。

ちなみに、エネファームと似た名前の設備でエコジョーズやエコキュートなどもあります。

エコジョーズとはガスを燃料としてお湯を沸かす給湯器です。お湯を沸かす際に発生する熱を活用するため、一般的なガス給湯器よりエネルギー効率がよくなります。エネファームと同じガスを熱源としていますが、エコジョーズには発電機能がない点が異なります。

一方、エコキュートとは空気中の熱と電気でお湯を沸かす給湯機です。ヒートポンプを使うことにより、空気を圧縮して熱を生み出します。エネファームやエコジョーズとは違い、熱源は電気です。

エネファームの特徴

エネファームは、都市ガスやLPガスを燃料として電気とお湯を作り出します。その仕組みによって、どのような特徴が生まれるのか見ていきましょう。

■電気代の節約につながることもある

エネファームでは発電することによって購入する電力量を減らせるため、電気代の節約につながることもあります。

ただし、エネファームを導入する際には、初期費用がかかります。そのため、家庭で使用する電力やお湯の量によっては、節約につながらないこともあります。

費用の目安は、エネファームの本体価格(メーカー希望小売価格)は210万~230万円程度となっており、加えて設置費用がかかります。普段使用している電力やお湯の量を踏まえて、初期費用をかけてもお得になるかどうかを検討することが大切です。

■エネルギー効率がよい

エネファームは自宅で発電するため、送電時の電力のロスが少ない点が特徴です。また、機器本体のエネルギー効率もよくなっており、2009年6月から2022年10月までに販売された累計約17万台により、CO2排出量が年間約31万トン削減できたというデータもあります。

電気を発生させる際の熱を利用することで、機種にもよりますが、エネファームtypeSだと発電効率は55%LHVと、高いエネルギー効率を誇っています。

■ガス会社のお得なプランを利用できることもある

エネファームの利用者向けに、ガス会社がお得な料金プランを用意していることがあります。エネファームはガスを燃料とするため、導入することによってガスの使用量が増えますが、お得なプランを利用すると、トータルの光熱費を抑えられる可能性もあります。

ただし、本体価格や設置費用などの初期費用を含めて、トータルでお得になるかどうかを検討する必要があるでしょう。

■余剰電力を売電できることもある

エネファームで発電された電気は、家庭内で優先的に消費されますが、使われずに余った余剰電力を小売電気事業者に売電できることもあります。

エネファームは通常運転の場合、電気使用量に合わせて発電量も抑えられますが、機種によっては電気使用量にかかわらず、一定量で発電し続けることが可能です。

ただし、売電を行う際には事前に小売電気事業者へ申し込む必要があります。また、すべてのガス会社でエネファームの余剰電力を買い取りしているわけではなく、売電に条件がある場合もあるため、売電を考えている場合はガス会社にお問い合わせが必要です。

■設置スペースが必要になる

エネファームには、燃料電池ユニットと貯湯タンクがあり、導入するためにはそれぞれを設置するスペースの確保が必要です。

例えば大手家電メーカーで販売されているエネファームの一般住宅用のサイズは、燃料電池ユニットが高さ1650mm × 幅400mm × 奥行350mm、貯湯ユニットが高さ1650mm×幅790mm×奥行350mmです。

省スペースのモデルもありますが、すべての機種に省スペースタイプが用意されているわけではありません。求める機能が搭載されているかもあわせて検討する必要があります。

燃料電池ユニットと貯湯タンクは、メーカーによっては屋外に並べて設置するか、分離して設置することも可能とされています。

エネファームが向いているのはどんな人?

エネファームが向いているのはどんな人?

エネファームが向いている人は、初期費用を工面できる人やお湯や電力の使用量が多い人、もしくは設置スペースにゆとりがある家に住んでいる人です。それぞれ、詳しく見ていきましょう。

■初期費用を工面できる人

エネファームを導入するには費用がかかります。機種にもよりますが、エネファームの本体価格(メーカー希望小売価格)は210万~230万円程度で、加えて設置費用がかかるため、その分の初期費用を工面できなければ、設置は難しいとも言えるでしょう。(※国や自治体などの補助金がご利用できる場合があります。詳細は国や自治体の情報を確認してください。)

■一定以上の電力量・給湯量が必要な人

エネファームはガスを燃料として発電することで、購入する電力量が抑えられる仕組みです。そのため、もともと電気使用量が少ない家庭では、恩恵が少ないかもしれません。

また、発電する際の排熱を利用してお湯を沸かすため、給湯量の多い家庭に適しています。一般的な目安としては、世帯人数が3人以上の場合に設置するのがよいとされています。

■設置スペースにゆとりがある家に住んでいる人

エネファームを導入する際は、設置場所を確保する必要があるため、スペースにゆとりがある家に住んでいることが条件となります。

屋外に燃料電池ユニットと貯湯タンクを設置するスペースがあるか、確認しましょう。また、機器本体を置く場所だけではなく、配管や配線経路も確保する必要があります。自宅に導入できるかどうかはお近くのガス会社や販売店にご相談ください。

なお、2014年4月からマンション用エネファームも発売されているため、機種によっては分譲マンションでも利用されています。ただし、配管や配線など大掛かりな工事等が必要となるため、マンションに後付け可能かどうかは、管理会社にも確認が必要です。

エネファームとエコキュートの違い

エネファームとエコキュートの違い

ここまでエネファームの特徴を紹介してきましたが、給湯システムの購入や入れ替えを検討している方の中には、エコキュートとの違いが気になる方もいるでしょう。ここではエネファームとエコキュートの違いを解説します。

■熱源や仕組み

エネファームとエコキュートは、熱源がガスと電気という違いがあります。また、発電機能を備えているかどうかも異なります。

エネファームは、都市ガスやプロパンガスなどを熱源とします。ガスを使って発電する際の熱を利用して、お湯を沸かす仕組みです。

一方、エコキュートの熱源は電気です。ヒートポンプ技術で空気を圧縮して熱を生み出し、お湯を沸かす仕組みです。

■発電機能の有無

エネファームは、ガスから取り出した水素と、大気中の酸素と反応させることで発電するシステムです。一方、エコキュートは効率よくお湯を作ることに特化しており、発電機能はありません。

ただ、太陽光発電と組み合わせて売電することは、エネファームとエコキュートのどちらも可能です。

■お湯を沸かすタイミング

エネファームは、昼夜問わずお湯を沸かし貯湯するシステムです。例えば、おまかせモードで運転する場合は、電気とお湯の使用量などを予測して自動で発電し、発電の際に生じた熱でお湯を沸かします。

エコキュートは、通常、夜間の安い電気料金でお湯を沸かして貯めておくため、基本的には深夜にお湯を沸かすことが多くなります。しかし、昼間でも沸き増しは可能で、お風呂の追い焚き機能などもあります。

  • ※各機能はメーカーや機種によって異なります。

■環境問題への貢献度

エネファームでは、ガスを熱源として電気を作る過程で、CO2が発生します。従来のガス給湯器よりCO2の排出量は少なくなっているものの、それでもやはり排出量はゼロではありません。

一方のエコキュートは、電気でヒートポンプユニットを動かし、空気を圧縮した熱でお湯を作るため、その過程でCO2は発生しません(※)。

  • ※エコキュートの熱源である電気自体は、発電方法によっては発電時にCO2が発生します。

自宅に適した給湯システムを検討しよう

エネファームは、ガスを熱源として電気とお湯をつくるシステムです。自家発電することで購入する電力量を減らすことが可能です。

しかし、電力やお湯の使用状況によっては、光熱費を抑えられないケースもあります。エネルギー効率のよい給湯システムをお求めの場合は、ヒートポンプ技術を使ったエコキュートを検討するのもおすすめです。さまざまな給湯システムとも比較検討しながら、ご自宅に適した設備を選択しましょう。

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