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ガス乾燥機の設置をする際の
必要条件とは?
設置までの流れやガス代、注意点を解説

ガス乾燥機の設置をする際の必要条件とは?設置までの流れやガス代、注意点を解説

共働き家庭の増加に伴い、家事の時短や天候に左右されずに洗濯物を乾かせるなどの理由から、ガス乾燥機の導入を検討している人も多いのではないでしょうか。

しかし、ガス乾燥機の設置には一定の条件が必要となるほか、注意しなければならない点も複数存在します。今回の記事では、ガス乾燥機を設置する際の条件をはじめ、設置の流れや注意点について解説します。

ガス乾燥機を設置する際の条件とは?

ガス乾燥機はすべての家で設置できるわけではなく、ガスと電気の両方が使用できることに加えて、設置するだけの十分なスペースなども必要です。ここではガス乾燥機を設置する際の条件について、みていきましょう。

■ガスと電気の両方が使用できる環境か

ガス乾燥機はガスを用いるため、設置にあたってはガスと電気の両方が使える環境でなければなりません。オール電化住宅ではガス乾燥機が使用できない代わりに、電気の洗濯乾燥機が利用できるため、そちらを検討するとよいでしょう。

■設置する際のスペースが十分か

ガス乾燥機は設置にあたり、防火上必要な隔離距離が決まっています。機器によって隔離距離は異なりますが、一般的には上面と左右にそれぞれ4.5cm以上のスペースが求められることがほとんどです。

また、耐荷重や設置スペースが基準を満たしていれば問題ありませんが、設置場所によっては専用の設置台を使用することになります。設置台の大きさも考慮したうえでスペースを確保するようにしましょう。

設置場所に十分なスペースがあるのかどうか個人で判断するのが難しい場合には、前もって業者に相談してから導入可否を決めることをおすすめします。なお、電気の洗濯乾燥機であれば洗濯機と乾燥機が一体化しているのでコンパクトに設置できます。

■設置する場所にガス栓および電気コンセントがあるか

ガス乾燥機を設置する際は、設置場所にガス栓と電気コンセントが必要です。設置場所にガス栓やコンセントがない場合には工事費用を負担し、ガス栓やコンセントの増設工事を行うことで乾燥機を設置できます。

ガス栓と電気コンセントがあることを確認するのはもちろんのこと、ない場合には早めに工事業者を手配したうえで、設置工事を検討するとよいでしょう。

ガス乾燥機の設置方法

ガス乾燥機の設置方法

ガス乾燥機は、室内か屋内のどちらに設置するかで方法が異なります。それぞれ見ていきましょう。

■室内に設置する方法

ガス乾燥機を室内に設置する際は、以下の工事が必要です。

  • ・排湿管の取り付け
  • ・(設置場所にない場合には)ガス栓やコンセントの増設

ガス乾燥機から出る湿気を外に出すために、屋外に面した壁や天井に穴を開けて排湿管を取り付けなくてはなりません。この際、窓がある場合は窓を利用して排湿ホースを取り付けることも可能です。また、設置箇所にガス栓やコンセントがなければ、増設工事が別途必要となります。

■屋外に設置する方法

ガス乾燥機を屋外に設置する際は、ガスやコンセントの増設工事が必要です。屋外に設置をする場合は、排湿トップから直接湿気を外に出すため、ガス栓およびコンセントのみで使用できます。この際、雨が直接かからないように、ひさしなどが必要になる場合があります。また、必要に応じて専用の保護カバーも取り付けることをおすすめします。

ガス乾燥機を設置するまでの流れ

ガス乾燥機を設置する作業自体は、基本的に半日~1日程度で終わることが多いとされています。屋内に設置する場合の流れの一例は以下の通りです。

  • ※メーカーや作業会社によって異なるケースがあります。
  1. 1.現地調査で設置場所を決める
  2. 2.ガス栓や電気コンセント、アース工事を行う
  3. 3.排湿口の穴を開けて排湿管を取り付ける
  4. 4.乾燥機専用台を設置する
  5. 5.乾燥機を設置する
  6. 6.ガスや電源、アースの接続工事をする

まず現地調査を行い、設置の際の条件を満たしているか、設置場所をどこにするかを決めます。一般的には洗濯機の上や横に設置すると利便性が高いでしょう。屋外であれば屋根のあるベランダが適しているでしょう。また、洗濯機の上や横に設置する際は、メーカーが推奨している乾燥機専用台の取り付けも行います。

排湿口の穴あけおよび排湿管の取り付け工事は以下3つのいずれかの方法で行われます。

  • ・屋外に設置する面に穴を開け、排湿管の取り付けを行う
  • ・天井裏など隠れた場所にKPパイプを設置して排湿する
  • ・窓を利用して排湿ホースを取り付ける

ガス栓やコンセントがない場合には増設工事を行います。ガス栓の種類には壁に埋め込むタイプやキッチンのコンロ付近で目にするような、可とう管ガスタイプなどがあります。

ガス栓やコンセントがない場合には増設工事を行います。ガス栓の種類には壁に埋め込むタイプやキッチンのコンロ付近で目にするような、可とう管ガスタイプなどがあります。

コンセントについても漏電した電流を地面へ逃がし、人体への感電を防止するアース工事(接地工事)が必要です。基本的にはガス乾燥機の電源コンセントに付属しているアース端子にアース栓を接続することになるでしょう。

ガス乾燥機を設置する際の費用

ガス乾燥機の設置に必要な工事は屋外か屋内か、また戸建てかマンション等の集合住宅かによっても異なりますが、一般的に以下の3つの項目で総額が決まります。

  • ・本体価格
  • ・取り付け工事費
  • ・オプション費(パーツ代など)

メーカー希望小売価格は容量により12〜25万円が一般的であるものの、業者によって取り付け工事費やオプション費は異なります。そのため、複数社に見積もりを取って工事内容と価格を比較するほか、業者の対応がよいかどうかも確認しておくと安心でしょう。

ガス乾燥機を使用した際のガス代は?

気になるガス乾燥機のランニングコストですが、たとえば、6kgの洗濯物を乾燥した場合、コインランドリーでは約300~500円かかる一方、ガス乾燥機であれば60円ほどで済みます(※リンナイ社製「ガス衣類乾燥機 乾太くん」の電気・ガス使用量に基づき当社試算)。

そのため、毎日6kgの洗濯物をガス乾燥機で乾かすのであれば、1ヶ月に換算して約2000円程度になるでしょう。

ガス乾燥機を設置する際の注意点

ガス乾燥機を設置する際の注意点

ここでは、ガス乾燥機を設置する際の注意点を4つ取り上げてみました。それぞれ見ていきましょう。

■メンテナンスがかかることを理解しておく

ガス乾燥機は時短などのメリットがある一方で、フィルター掃除など日々のお手入れも欠かせません。ほこりや汚れがある状態で使用すると、乾燥時間にコストが増してしまう恐れがあるため注意が必要です。ガス乾燥機を導入する際は、メンテナンスがかかることも理解しておきましょう。

■綿ぼこりが多い場所を避ける

掃除の行き届かない綿ぼこりが多い場所にガス乾燥機を設置することはおすすめできません。綿ぼこりが多いと、乾燥機本体の吸気フィルターや外壁の給気口が詰まってしまうだけでなく、最悪の場合には不完全燃焼を起こすほか、ガス乾燥機本体の故障にもつながります。

■(屋外に設置する場合)雨に当たらない場所に設置する

ガス乾燥機を屋外に設置する場合、雨が当たらないように注意する必要があります。ガス乾燥機が雨にさらされると経年劣化が進みやすいほか、排気口に雨水が浸入してしまうと故障の原因にもつながりかねません。そのため、屋外に設置する際は屋根の下にするか保護カバーをつけるなどして対策しましょう。

■ガス乾燥機は自分で設置できない

ガス乾燥機の設置には専門知識や資格が必要となることから、自分では設置することができません。ガス栓の増設工事をはじめ、本体へのガス接続など、設置状況によっては複数の資格が必要となるケースもあります。専門の業者に相談するようにしてください。

■信頼できる業者を選ぶ

ガス乾燥機の設置にあたっては、信頼の置ける業者を選ぶことが大切です。ノウハウや実績が豊富か、対応は丁寧かなどを考慮したうえで依頼先を決めるとよいでしょう。また、価格の安さだけで業者を決めてしまうと、設置費用が別途必要となるケースや保証がない場合があるので注意が必要です。

マンションではガス乾燥機を設置ができないケースが多い

新築でガス乾燥機が標準装備されているような場合を除き、マンションにガス乾燥機を新たに設置するには制約があります。ここではマンションで設置が難しい理由について、紹介します。

■排湿管の設置が困難

ガス乾燥機を室内に設置する場合、壁に穴を開けて湿気を放出するための「排湿管」を取り付ける必要があります。しかし、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)で建てられているマンションは建物の構造上、穴をあけることが非常に困難です。

■避難通路の確保が必要

ガス乾燥機は屋内だけでなく、屋外に設置することもできます。屋外であれば排湿管の設置が不要となることから、室内設置のように排湿管の問題に悩まされることはないでしょう。

また、ガスについてもベランダに給湯器が設置されていれば、そこから配管を伸ばしてガス衣類乾燥機を設置できる可能性があります。

ただし、ガス乾燥機をベランダに設置する場合には、避難通路が確保できるかどうかで設置可否が分かれる点に注意が必要です。ベランダは避難はしごが設置されているなど、避難通路に指定されているケースも多く、通路を遮ってしまう場合にはガス乾燥機を設置することができません。

また、ガス乾燥機は運転時に振動音が生じることから、騒音の観点で屋外設置をNGとしているケースもあるでしょう。

そして、ベランダは共用部となるため個人の判断のみでは設置ができず、必ず管理組合や管理会社に許可を取る必要があります。

■マンションで設置できる条件は

マンションでは穴あけ工事が難しく、また屋外に設置する場合でも避難経路の問題があるため、設置できない可能性が高いことはお伝えしたとおりです。しかし、以下の条件を満たせばマンションでも設置できるケースがあるでしょう。

  • ・マンションの管理組合や管理会社の許可を得ている
  • ・ベランダにガス管が通っている(給湯器がある)
  • ・ガス栓の近くにガス乾燥機用の排気口があり、その近くに設置スペースが確保できる

少数ではあるものの、昨今では新築時にガス乾燥機が標準装備されているマンションも登場しています。また、リノベーションを検討しているのであれば、ガス乾燥機を設置しやすい間取りにすることも可能です。

【まとめ】電気の洗濯乾燥機も選択肢に。ガス乾燥機を検討するなら、信頼できる業者に相談を

これまで見てきたように、ガス乾燥機の設置には様々な条件が必要になります。
排湿管工事やガス・電気の設備工事を伴う一方で、家事の時短につながるガス乾燥機。戸建て住宅であれば基本的に設置できますが、賃貸や分譲マンションへの設置は管理規約に抵触するケースも珍しくありません。ガス乾燥機ではなく電気の洗濯乾燥機も選択肢としてあること認識しておきましょう。

もしいまガス乾燥機の設置を検討しているのであれば、工事費用も含めて信頼の置ける業者に相談してみるとよいでしょう。

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