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【保存版】引越しの荷造りの手順と詰め方のコツ

【保存版】引越しの荷造りの手順と詰め方のコツ

引越しをする際、いざ荷造りを始めようとしても手順がよくわからないという方も多いかもしれません。効率的な荷造りのポイントは、思いつきで自分の視野に入ったものから詰めるのではなく、事前に荷造りをする手順を決めておくことです。

計画的に荷造りすることで、引越し時だけでなく、引越し後の負担も軽くすることができます。今回は、引越しの荷造りの手順と用意すべき道具や、荷物を詰めるコツを解説します。

引越し前に用意しておくべきもの

引越し前に用意しておくべきもの

引越し前は荷造りの際に必要な段ボールや緩衝材、段ボールを閉じるガムテープが欠かせません。そのほか、引越し時の荷造りや荷解きの際に、以下のようなアイテムもあるとよいでしょう。

■段ボール

段ボールは引越しでは必要不可欠なアイテムです。用途や入れるものに応じて、大きさなどを変える必要があります。

■緩衝材(プチプチなど)

緩衝材(プチプチなど)

割れやすい食器類や、フライパンのような硬いものは、プチプチなどの緩衝材で1つずつ包み込み、破損と衝撃を防ぎます。また、荷造りした際に隙間ができると段ボールの中で荷物が動いてしまうことがあるため、緩衝材で埋めるとよいでしょう。

■新聞紙

主に食器類の荷造りに活用できます。他にも丸めた新聞紙は段ボールの中の隙間を埋め、中身を固定させる役割も担ってくれます。引越し前は新聞を資源ごみとして捨てず、ストックしておきましょう。

■タオル

タオルも新聞紙と同様、段ボールに詰める際の緩衝材として活用できます。引越し前に処分するタオルがある場合はストックしておくとよいでしょう。また、引越し後に床を傷つけないために、家具や段ボールの下に敷くシートとしても活用できます。

■布団袋

段ボールは湿気が充満しやすいため、布団は布団袋に入れると良いでしょう。ただし、割れ物を布団と一緒に入れると、気付かず破損してしまうことがあるため、布団類のみを入れて運びましょう。

■ビニール袋

ビニール袋は、主に衣類や布類、液体が入った容器などを入れる際に活用します。シャンプーやボディソープなどの液体の日用品は、液漏れがしないようにビニールに入れてから、段ボールに入れます。ビニールに入れることで臭い移りも防げます。

■ガムテープ(布タイプ)、養生テープなど

ガムテープは、布タイプが強度や耐水性に優れていて、手で切りやすいので便利です。段ボールを閉じるだけでなく、分解した家具などを束ねておくのにも便利です。また、養生テープがあると、引き出しが搬送時に出ないよう仮止めしておく等、傷や汚れをつけたくないものに使えてさらに便利です。

■PPバンド

PPバンド

プラスチック製の結束バンドをPPバンドと呼びます。荷物の持ち運びのほか、段ボールの補強や引越し後の段ボールをまとめる際に便利。ホームセンターや100円ショップなどでも売っているので、他のアイテムと一緒に揃えておきましょう。

■セロハンテープ・ビニールテープ

セロハンテープやビニールテープがあれば、配線をきれいにまとめることができます。ビニールテープは、家の中でマーキングしたい場合にも使えます。テープの跡をつけたくない場合は、マスキングテープを活用するのもひとつの手です。

■油性フェルトペン

油性フェルトペンは、荷造りした段ボールの中身がわかるよう書くときに使います。おすすめは太字タイプのフェルトペンです。はっきりと読みやすい字を書けるものを選びましょう。水性タイプだと雨に濡れると文字が消えてしまうので、おすすめできません。

■軍手

軍手は引越し時の梱包や荷解きのケガを防ぐほか、滑り止め加工が付いた軍手を使えば、荷物をうっかり落とすということも極力避けられます。

■カッター・はさみ

カッターとはさみは、引越しの際になくてはならないものです。一人暮らし程度の荷物量であればカッターとはさみが1つずつあれば何とか荷造りや荷解きができるでしょう。ただ、ファミリーの場合では荷物量が多いので、手分けして荷造りなどを行う必要があります。それぞれ2〜3つずつストックしておくと効率的です。

■工具

カドライバーやペンチは、家具の一時的な取り外しや、引越し後の取り付けなどに活躍します。家具のねじのサイズが工具と合っているか事前に確認しましょう。電気工具があるとさらに便利です。

段ボールの入手方法

段ボールの入手方法

引越しの段ボールの入手方法は、主に3つあります。

■引越し業者から提供してもらう

ほとんどの引越し業者が、荷造り用の段ボールを提供しています。引越し料金の見積もりの際に、目安の箱数を提示してくれる業者もあります。欲しい日を連絡すれば、それに間に合うように提供してもらえます。中には、ガムテープや緩衝材なども一緒に提供してくれる業者もあります。

ただし、無料提供してもらえる箱数に上限がある場合もありますので、サービスの内容をあらかじめ確認しておきましょう。

■スーパーやドラッグストアなどから無料でもらう

スーパーやドラッグストアでは、店舗によって段ボールを無料でもらえる場合があります。お店の忙しくない時間帯に店員さんに可能な限り確認してみましょう。

■通販やホームセンターで購入する

段ボールは、通販やホームセンターでも購入ができます。サイズや用途などに分けた種類があるので、最適な段ボールが欲しい場合はお店から調達しましょう。

引越し時の荷造りの手順

引越し時の荷造りの手順

引越しの荷造りの基本的な流れは、以下の5つの手順となります。

■手順① 荷造りが必要な場所を部屋ごとに分けて考える

まず、荷造りは部屋ごとに分けて考えます。例えば子ども部屋・寝室・リビングダイニング・キッチン・お風呂・玄関・ベランダなど。段ボールを部屋ごとで分けると引越し後の搬入がスムーズです。

また、段ボールの側面に「子ども部屋」など部屋名を書いておくと、引越し業者と引っ越す側の手間を煩わすことがありません。また、中身をわざわざ確認しなくても、どの部屋にどの段ボールを置くべきか視覚的に分かりやすくなるため、負担を軽減できます。

■手順② さらにグループ別に分ける

部屋ごとに荷造りが必要な場所を分けたら、次は対象の部屋のエリアをいくつかに分けましょう。例えば、寝室の場合ならクローゼットゾーンやベッドゾーンなどに分けて荷造りを進めていきます。

同じようにリビングダイニングも、リビングゾーンとダイニングゾーンに分けて荷造りします。タンスや戸棚など引き出しがある場合は、1段目、2段目など細分化すると引越し後の整理が簡単になるでしょう。

■手順③ 使う予定がない荷物から段ボールに詰める

荷造りをする際、引越しても使う頻度が少ない、あるいは使う予定がないという荷物があります。例えば、子どもが幼稚園のときに描いた絵や工作、見る予定がない映画のDVDなどは、引越し先で置いておく場所と中身を「寝室/クローゼット/子どもの作品」などと段ボールの側面に書くとよいでしょう。

また、シーズンオフの洋服や布団類など季節限定で使うもの、買い置きした洗剤や柔軟剤なども早めに段ボールに入れておくことをおすすめします。

■手順④ 引越しまでに使うかもしれないものを段ボールに詰める

手順③まで進んだら、次に詰めるのは「引越しまでに使うかもしれないもの」です。いつ必要になってもいいように、ガムテープで閉じずにわかりやすく配置します。そして、使い終わったら段ボールに戻すように心がけましょう。

■手順⑤ 引越し当日にすべての荷物を段ボールに詰める

化粧品やヘアケア、歯磨き類など、引越し当日まで使うものもあります。そのため、段ボールの箱数が足りると思っていても、当日になって数箱追加しなければならない場合も考えられます。万が一の事態に備えて、段ボールはあらかじめ少し多めに用意しておくと安心です。

食器の荷造りのコツ

食器の荷造りのコツ

台所周りで使うものは、割れやすく、壊れやすいものが多いのが特徴です。安全性を考え、運ぶ相手にわかるよう、段ボールに「割れ物注意」などと必ず書きましょう。以下では食器や道具の種類に合わせた荷造りの仕方を解説します。

■茶碗やお皿

茶碗やお皿は、割れやすいものが多いので、1つずつ新聞紙を活用して包むことをおすすめします。茶碗やどんぶりの場合は新聞紙1枚を用意し、端部分から形に合わせて折り込んでいきます。小ぶりの皿や湯呑みは新聞紙半分の大きさで包んでいきましょう。

新聞紙で包み込む際に避けたいのが、同じ形の茶碗やお皿を何枚か重ねてから新聞紙1枚に包み込むことです。茶碗やお皿が運搬時に触れ合ってしまい、衝撃で割れる恐れがありますので、面倒でも1つずつ新聞紙に包み込みましょう。

また、1つの段ボールに高さが異なるものを入れてしまうと衝撃を受けやすいので、段ボールに詰める際はなるべく高さが同じようなものを同じ段ボールに入れることを意識しましょう。

■ワイングラス

まず、新聞紙で脚の部分を保護してから、カップの中に新聞紙を丸めて入れ、最後にグラス全体を包み込みます。

■調理器具(菜箸やゴムベラなど)

おたまやフライパン返し、計量カップなどの調理器具は、比較的耐久性に優れているものが多いので、カトラリー(スプーンなど)と一緒にして緩衝材に包むと引越し後の荷解きがスピーディーです。

■包丁などの刃物

包丁やおろし金といった刃物系の調理器具は、新聞紙で包んだ後にA4サイズくらいにカットした段ボールを巻いて固定をしておくと、他の荷物にもダメージを与えません。タオルで包んでガムテープで固定する方法もあります。

■鍋・フライパン

鍋やフライパンといった調理器具は、大きめの段ボールにすっぽりと入れます。ただし、ガラスのふたなど、割れやすいものについては緩衝材で包んだうえで梱包します。段ボールの中の隙間部分も緩衝材を入れて埋めていきましょう。なお、緩衝材は、新聞紙を丸めたもので対応できます。

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本の荷造りのコツ

本の荷造りのコツ

本の荷造りにもコツを知っておくと、引越し後の荷解きが楽になります。知っておきたいコツは主に以下のとおりです。

■サイズごとに分けて詰める

本にも文庫本やA4などさまざまなサイズがあります。本をサイズごとにまとめて荷造りすると無駄なスペースができず、より多くの本を詰めることができます。

■小さめの段ボールを選ぶ

大きい段ボールに本など比較的重いものを多く入れて一度に運べば効率的だと思うかもしれませんが、重くなってしまう分、底が抜けてしまうリスクが高くなります。小さめの段ボールを選びましょう。

■段ボールと本の隙間にはタオルを入れる

本を段ボールに入れても隙間がある場合は、振動によって中身が動いてしまう場合があります。隙間がある場合は、埋めるようにタオルなどを入れて対策をしましょう。

■本を寝かせて梱包する

段ボールに背表紙を上に立てて入れるのではなく、図鑑や辞書などの重たい本は本を寝かせた状態で入れるとダメージを防げます。また、雑誌類など自立しにくい本なども寝かせて梱包した方が荷造りしやすいです。

大型家電・家具の荷造りのコツ

大型家電・家具の荷造りのコツ

テレビや冷蔵庫などの大型家電や家具は、引越し業者が梱包などの対応をしてくれる場合もありますが、業者が到着する前に事前に済ませておくべきことがあります。

■冷蔵庫

冷蔵庫は、引越しの前日までに空にし、コンセントを抜いておきましょう。蒸発皿にたまった水や製氷タンクの水を抜いて電源を切り、ドアを開いた状態で置きます。冷凍庫に霜が貼りついている場合は、溶けだす水をタオルなどで処理しましょう。

■洗濯機

洗濯機も冷蔵庫と同様、引越しの前日に電源を抜き、故障を防ぐため水抜きをします。基本的に洗濯機の水抜きは水道栓を閉じた状態で、給水と脱水の空運転をさせますが、機種によって操作方法が異なります。事前に取扱説明書を見て確認しましょう。

■タンス

引き出しのあるタンスは運搬の途中で、引き出し部分が出てこないよう、ガムテープで止めておきます。粘着力が強いガムテープは、剥がす際にテープ跡が残ってしまうので、養生テープなどの耐久性があり、剥がしても跡が付きにくいタイプのテープを選びましょう。

■棚

棚がついた家具などは、引越し前に取り外し、わかりやすいように袋などにまとめておきます。こまごました金具を紛失しないよう、ガムテープなどを活用して棚の内側または側面に貼り付けておくとよいでしょう。

【まとめ】荷造りは計画的に進めよう

引越しの荷造りは順番を決め、段ボールの調達や荷造り時に使用するアイテムを事前に揃えておくと作業がはかどります。これから引越しをする方は、どの部屋から荷造りをするのか、どれから詰めていくのかを決めた上で、引越し業者にも確認しながら必要な道具などを揃え、効率良く引越しの荷造りを進めましょう。

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