ガス警報器の基本を知ろう
■ガス警報器とは?
ガス警報器は、ガス機器やガス管からのガス漏れを検知し、警報ランプと音声で異常を知らせる装置です。また、機種によっては「火災」や、ガスの燃焼時に空気が不足して発生する有毒な「一酸化炭素(CO)」も検知できるタイプもあります。そういったタイプでは、「ガス漏れ」だけでなく、「火災」や「一酸化炭素中毒」も未然に防ぐことができます。
■なぜガス警報器が必要なの?
ガス漏れ事故の原因には、以下のようなものが挙げられます。
《例》
- ・火がついていなかった着火ミス
- ・ガス栓を誤って開けてしまった
- ・火をつけっぱなしで忘れてしまい、空焚きや不完全燃焼になった
- ・鍋の吹きこぼれで火が消えた
- ・ゴム管やガス機器の老朽化や接続不良
炎や煙などが発生する火災とは異なり、ガスは目に見えないため漏れていることに気づきにくく、発見が遅れると火災や中毒の危険があります。そのため、ガスを安心して使えるようにガス警報器の設置が推奨されています。
■火災警報器との違い
「火災警報器」は熱や煙を感知する装置で、ガス漏れや一酸化炭素を検知することはできません。
火災警報器とガス警報器を併用すれば、「火災」「ガス漏れ」「一酸化炭素中毒」をトータルで防止できるため、安全のためには両方の設置がおすすめです。
設置と使い方のポイント
■ガス警報器の設置場所
ご使用されるガスの種類によって設置位置が違うので注意しましょう。
関電ガスをご利用のお客さまは都市ガス(13A)ですので、ガス警報器は天井近くに設置しましょう。
■設置タイプと交換時期の目安
ガス警報器には、次の2タイプがあります。
- ・電源タイプ:コンセントから電源を取るタイプ
- ・電池タイプ:コンセントが不要で設置が簡単なタイプ
また、ガス警報器の交換期限は5年です。期限を過ぎて使用するとセンサーの劣化により正常に検知できなくなるため、5年ごとに交換しましょう。
ガス警報器をもっと活用するために
■ガス警報器を選ぶときのポイント
ガス警報器を選ぶ時のポイントは以下の通りです。
- ・お使いのガスに合ったタイプを選ぶ(都市ガス(13A)は天井設置型、プロパンガス(LPガス)は床設置型)
- ・火災・一酸化炭素検知機能付きタイプなら、より安心
- ・メーカーや工事店の認定品を選ぶと信頼性が高い
購入時には電源タイプか電池タイプかも確認し、家庭環境に応じて最適なものを選びましょう。
ガス警報器の購入は、関西電力とガスに関して豊富なノウハウを持つ岩谷産業が共同で設立した「関電ガスサポート株式会社」、およびその提携店「関電ガスサポートショップ」にてぜひご検討ください。
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■安全に長く使うためのメンテナンス
ガス警報器を安全に長く使うためには、以下のようなメンテナンスが大切です。
- ・定期的に作動確認ボタンを押して警報が鳴るかチェックする ※
- ・コンセントタイプはコードの断線やホコリに注意
- ・電池タイプは電池切れのサイン(点滅・音)を見逃さない
少しの点検で、ガス警報器の性能を長く維持できます。
- ※インターホンとの連動をしている場合、警備会社へ通報がいく場合がございますので注意が必要です。
実際に設置されているお客さまの声
「ガス漏れは無かったものの、空焚き状態で危うく火災になりかけたが、警報器の警告で助かった。火災警報機能付きガス警報器は必須と痛感した。」(京都府・女性40代)
「年齢とともにお湯を沸かしているのを忘れてしまうことが増えたが、警報器が鳴って助かった。」(兵庫県・女性60代)
- ※出典:「ガス警報器工業会 2025年度 全国のお客様の声」より
【まとめ】ガス警報器で毎日の暮らしをもっと安心・安全に
ガス警報器は、「ガス漏れ」「火災」「一酸化炭素」から家族を守るための頼れる味方です。
- ・都市ガス(13A)の場合は天井付近に設置
- ・5年ごとの交換を忘れずに
- ・火災警報器との併用や火災警報機能付きのガス警報器の設置でより安心
日々の暮らしの安全を守るために、定期的な点検と交換を心がけましょう。
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